誠実な生活

実家の隣に葬儀屋がある

日記(2/8)

なか卯で鶏白湯うどんというものを食べました. とても美味しかったです. ネギはよけました. 仕方がありません. 

 

以前, 橋本直の句集を買ってから, ひそかに俳句に熱を上げています. 

 

私はとんと縁がなかったのですが, 俳句甲子園というものがあるそうです. 高校時代, 何かしら文芸系の部活動に入っておけばよかったなと, 今さらながら後悔に駆られることが少なくありません. 

 

私は中学, 高校とも運動部に所属していました. 高校入学前, 運動部に入らないと友人ができないのではないかと思った私は, 文化系の部活をほとんど確認することがありませんでした. 当時, あのでたらめな言説を私に吹き込んだのが誰だったのか, もう思い出すことはできません. 

 

結果的には, 運動部でできた友人とは, 卒業後もうすぐ三年が経つ今でも交流が続いていますし, 高校入学時の選択が間違っていたとは思いません. それでも, 時たま想像するのは, 文芸部に入ってひたむきに文章と向き合う, "あったかもしれない"高校生活です. 

 

中学生の頃から, 自分で小説を書いていました. 初めて書いたのは, 今となってはとても表に出せないような稚拙な恋愛小説でした. のちに120枚ほどのA4紙に印刷されたそれは, 初心を忘れないよう下宿にまで持ってきて, 今も本棚の下に仕舞われています. 

 

高校一年生のときに, 地域の文学賞で審査員賞を頂きました. 賞状とともに, 3万円分の図書カードを貰いました. あのとき, いやしくも自分には才能があるのだと勘違いしたために, 私は今なお文章を書き続けています. 

 

ふと, あの3万円分の図書カードは, 私の人生を縛る呪いではないかと思うことがあります. 

 

恐ろしくもあり, 同時に心地のよい呪いです.