誠実な生活

実家の隣に葬儀屋がある

日記(2/1)

春休み初日ですが, ゼミの延長戦のため大学へ行きました. 

 

昼過ぎにゼミが終わり, 食堂で友人と昼食を食べました. 今年度のミールも今週で終わりと思うと感慨深く, しかし一緒に昼食を食べた友人はミール利用者でなく, この感慨を共有するには至りませんでした.

 

ミールはよくできた制度ですが, 思えば私の周辺にミール利用者はほとんどいません. かつてミール利用者だった学生たちは, ミール奴隷から解放されてどこに行ったのでしょうか?

 

食堂を出て別れ際, 迫りくる大学院入試への恐怖といかに戦うか, 寒空の下でいくらかの意見交換をして私たちは別れました. 

 

午前中は立ちっぱなしだったので, 下宿に帰ってすぐに布団に入りました. こうした日々が日常化していることもあり, 一日の睡眠時間は九時間に迫る勢いです. 

 

夕方ごろ起きて, 机に向かいました. 田崎統計力学1の3章から4章の途中まで読み進めました. 

 

息抜きに, しばらく積んでいた『万延元年のフットボール』(大江健三郎)を読み始めました. 文章の密度がかなり濃く, 一章(40ページ相当)を読んで閉じました. 

 

pixivに投稿するssを書きました. 毎晩, 寝る前にssのネタを考えて, 翌日に文字に起こすというサイクルが続いています. 

 

二次創作と並行して, 公募に出す小説を書くつもりですが, 春休み中に一本仕上げられるかもわかりません. 

 

下宿から大学への道すがらに, 小さな中学校があります. 一限に出席するために下宿を出ると, ちょうど校門前で先生方がひとりかふたり立っています. あるとき, 自転車で校門の前を通る私に, 立っていた先生があいさつをしてきました. その日以来, 私はその中学校を通る前で自転車を降りるようになりました. 

 

こうして私もこの町の”住人”になってゆくのだな, という感覚が心地よく, ここ最近は一限を寝坊で吹き飛ばすことがずいぶんと少なくなりました. 名前も知らない先生方には感謝しています.