誠実な生活

実家の隣に葬儀屋がある

日記(2/15)

前日夜の21時から始まったサークルの定例会は, 実に翌日の早朝6時前まで続き, その最後まで出席した私は, まだかろうじて部屋の暗いうちに眠りに就こうと布団の中に入りました. 

 

週に一度の頻度で開催される定例会は, 何か目的があるわけではありませんが, しいて言えば会員の親睦を深めること, そして, 孤独な私たちが完全に社会から隔絶することを回避することが目的でした. 

 

実際, 今年度のミール制度が終了してからというもの, 私はこの定例会を除いて, 他人との交流をほとんど持ちませんでした. だからこそ, 私はこの定例会だけは他のいかなる用事を差し置いても優先しなければならなかったのです. 

 

定例会では, 前回の定例会以降の近況報告から始まり, やがて雑談に移ります. 雑談の内容は, 極めて多様です. アニメや漫画の話, 進路の話, 直近の社会ニュースなど……

 

今期は, 『スローループ』というアニメを視聴しています. いわゆるきららアニメであり, 女の子たちが中心となって話が展開してゆくという点では, きららアニメの王道を踏襲した, 極めて古典的な作品と言えるでしょう. 

 

周囲の評価を見ると, 設定が重いという点できららアニメらしくないという評価が目立ちました. なるほど, そうかもしれませんが, 私はあまり気になりませんでした. 

 

この作品には, 女の子が涙を流す場面が出てきます. 私はいつの頃からか, 少なくとも物心ついた頃には, (とりわけ未成年の女の子が)涙を流すという行為に対して, 非常に敏感でした. 

 

私がこうした, ある意味で奇妙なものに執着するようになった所以は, およそ10年の時を遡らなければなりません. これについては, 気が向いたら書くことにしましょう. 

 

少なくとも, 女の子が涙を流すということに, 何か特殊な価値を見出していることは確かです.